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パタコン(スペイン語:)とは、アルゼンチン・ブエノスアイレス州が2001年に発行した州債(州の債券)であり、実際には地域通貨として発行され額面が1ペソのパタコンはアルゼンチン通貨1ペソと同価として流通していた〔泉 留維「地域通貨とは何か 過去,現在,未来」『農業と経済』Vol.65 No.5臨時増刊、農業と経済編集委員会、昭和堂、2003年、pp.10-11〕。パタコンの名はパタゴニアにちなんでいる〔泉 留維「オルタナティブ・マネーの可能性」『オルタ』2001年11月号、アジア太平洋資料センター、2001年、pp.12-13〕。パタコンは2012年現在では使用されていない。 == 概要 == アルゼンチンでは1990年代後半に深刻な経済危機におちいり、2001年には財政・金融危機に陥った。経済危機は各州政府も直撃し各州とも財政危機に陥っている。財政危機に対処するために各州はペソ紙幣に似せて印刷をした独自の債券を発行し流通させた。それらの各州が発行した州債の中でも総額の3割を占めたのがブエノスアイレス州発行のパタコンである〔読売新聞 2002年6月13日 東京朝刊6面〕〔朝日新聞 2002年7月19日 朝刊8面〕。2001年8月から流通し始めたパタコンは16億ペソ分印刷され、15万人以上の公務員の給料や業者への支払いにアルゼンチンの通貨ペソではなく、パタコンが使われた。額面が1ペソのパタコンはアルゼンチン通貨1ペソと等価であり、ブエノスアイレス州のほとんどの商店での買物や税金・公共料金の支払いでペソ紙幣とほぼ同等に使用することが出来た〔。パタコンは州債と言っても、見た目も表はペソ紙幣に似ていて(ただし印刷は粗悪である)〔ペソ紙幣と同様に使用する、いわば地域通貨として流通している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パタコン (州債)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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